顔料調色
新製品を作る時には生地の色調を決めて頂き、その色をプラスチックで再現する為の調色工程が必ず発生します。
調色は色の三原色(イエロー・マゼンダ・シアンを混ぜると黒くなるヤツ)に従って進めていきますが、混ぜる色が多くなるほど色目は暗くなっていきます。減法混色と呼ばれています。
プラスチックへの調色はプラスチックの生地自身の色調が邪魔をする事があります。
ナチュラル状態でベージュ色のABSはベージュの色を消すために沢山の顔料を使用する為、くすんだ重い色になりがちです。
またポリプロピレン(PP)はナチュラル状態で薄い乳白ですのでこちらもスカットした色合いを出す事にてこずる場合があります。
ベージュや乳白をマイナスする事は出来ません、調色は足し算だからです。